全店IPカメラ導入・レコーダ統合事例 | 株式会社OMO 様
昨今、防犯上の理由に止まらず、オペレーションのチェックにも活用されるセキュリティカメラ。今回ご導入頂いた事例は、下記を課題を解消するものでした。
【従来の課題】
- 店舗ごとに非IPカメラを導入。録画を見るには店舗に行かなくてはならず、オペレーションチェックを行うことができない
- ハードディスクレコーダの保守/監視体制がなく、録画データが必要な時に初めてディスク故障が発覚するリスク。
- 非IPカメラの為、カメラの画質が悪く人物や券種の特定ができない。
- カメラの増設可能台数が、レコーダの物理的な制約(ポート数)に縛られてしまい、有機的な運用ができない。
- 家庭用ルータ(PC周辺機器メーカー)の簡易機能を使用して、レコーダーをインターネット経由で視聴出来るとの触れ込みだったが、導入直後より不安定で機能しなくなった。
よくお問い合わせを頂く、まさに代表的なケースです。一昔前はこれで良かったのですかねf^^; 店舗数も増えており、将来的な拡張性(スケーラビリティ)や投資効率の向上を目的に、以下のようなシステムとなりました。
【新システムの特徴】
- IPカメラをPCベースのレコーダーサーバで集約
- 既に導入されていた非IPカメラをIPへ変換
- 他店舗を本部で一元管理する為、VPN網を構築
採用製品は下記の通り。
非IPカメラをIP化し、ArobaViewレコーダで収録/表示する為には、アナログ(コンポジット)をIP化する機器が必要ですが、入手性や実績はPanasonic, Sony, AXISぐらいでしょうが、レコーダが専用機でなければメーカーを統一する必要もありません。
IPカメラはCanonのVBシリーズが圧倒的に安価で高画質であり、CanonとAXISの組み合わせをサポートするレコーダ、ArobaViewの採用と相成りました。ArobaViewは10台以下のケースはライセンスが無料提供もあります →フリー版の提供は終了しました
※レコーダを持たないAXIS社(現在Canon傘下/元 世界最大)やCanon社は独自機能が少なく、PC・ソフトウェアベースの機能と親和性が高いです。ONVIFなどの標準規格にも積極的に対応していてとても良いです。後にシステムが変わってもカメラは使えます。
※逆に専用レコーダーシステムは独自規格が多く、IPカメラであっても電源供給(PoE)すら標準規格に対応せずに自社のパワーサプライが必須と謳うものもあり微妙です。。
また、昨今インターネットプロバイダ(ISP)が通信量の制限を行うケースも多く、今回はNTTのフレッツ(NGN)網を利用したVPNで構成し、映像送受信の安定化や高いセキュリティを実現しています。インターネットVPNの速度が出ない、不安定なお客様は、ぜひ弊社の接続サービスをご検討下さい。