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2016-09-28

(音響設備編) 納入事例 / Gardens Pasta Cafe ONS

 株式会社OMO様の本社社屋 兼 パスタレストラン「Gardens Pasta Cafe ONS」の開業に伴い、音響設備、通信設備の設計・導入を行いました。

“YAMAHA(ヤマハ)社 カタログ・導入事例に掲載!”

案件概要

音響設備

 提案から開業までの工期が1ヶ月半程と、極めてタイトであったこと、ゾーン毎の利用用途が異なる(変わる可能性もある)ことなどから、「フルデジタル」「ソフトウェアによるフレキシブルな制御」で乗り切り、コストの削減も両立する方針となり、下記を中心にシステムを構成いたしました。

ラックに収まった中心機器。今回はネットワークもヤマハに

中心となるMTX 3、デジタルミキサーからツマミやフェーダーを取り払って、スケジュール運用できるようにした大変優れものです。「デジタルマトリクスプロセッサ」と呼ばれますが、エフェクタからダッカー、極めつけにSDカードプレーヤまで全部入りです。すごい・・・

MTXシリーズは店舗等の中小規模設備に適したマトリクスプロセッサーです。3バンドのパラメトリックEQ、コンプレッサー/ゲート、オートゲインコントロールの他、8つのプライオリティーダッカー、4系統のフィードバックサプレッサーを搭載しています。また出力段には4バンドのパラメトリックEQ、ディレイの他、スピーカープロセッサーなど、DMEシリーズで定評のある数々の高機能・高音質のプロセッサーを搭載しています。
さらに様々なコンポーネントを搭載し、スケジューラーを用いた商業施設の自動アナウンスや、多数のマイクを使用する際に便利なDan Duganオートマチックミキサーなど、用途に沿って最適なソリューションを提供します。

https://jp.yamaha.com/products/proaudio/processors/mtx/index.html

 アンプとマトリックスの間もLANケーブル1本(2本)で接続するだけで、音声のフルデジタル受け渡しが可能。Windows用のアプリケーションから一体として制御できます。開業後、遠隔でも設定変更可能。

※遠隔での実施にはリ設定用のPCが同一LAN内に用意するなど一定の条件はあります

今回は7系統、スピーカーは10台を超え、3フロアをカバーする音響でしたが、音量調整には秘策が。

YAMAHA Wireless DCP (無料/iOS, Android)

 全館をWi-Fiサービスエリアとして導入していましたので、このYAMAHAから提供される無料(!)アプリケーション「Wireless DCP」を使って、お客様とエンジニア ワンマンで全館を回るだけで、音量調整は終了。通常はミキサーの前に調整係を置いて、携帯電話などで連絡を取り合うんですが、このようなところでも「フルデジタル」「ソフトウェアによるフレキシブルな制御」の方針が効力を発揮します。

 他にも、PBX(ビジネスホン)との連携で、電話機からのページング呼出、緊急地震速報の送出など通信設備との連携を行っていますので、そのあたりは「通信設備編」にて。

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