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2019-02-10

2019年/春版 クラウドサービス 相次ぐ価格改定

 今春はクラウドサービス(ソフトウェア)の価格改定が相次いでいます。
 ※今のところMicrosoft Office365について情報は出てきていません。

【Google】G Suite (旧 Google Apps)

 法人など独自ドメイン上でGmailやGoogle Drive、カレンダーを利用するサービス。国内でのサービス開始当初より変化のなかったBasicも値上げ。

それぞれ G Suite Basic が月額 600 円から 680 円に(月額 5 米ドルから 6 米ドルに)、G Suite Business は 月額 1,200 円から 1,360 円( 10 米ドルから 12 米ドルに)へと変わります。このたびの価格改定は全世界でお使いいただくお客様が対象で、一部の地域では市場調整を行います。なお、G Suite Enterprise の価格に変更はございません。

[公式] G Suite Basic と G Suite Business の価格改定について (2019.1.17発表)
https://cloud-ja.googleblog.com/2019/01/new-pricing-for-g-suite-basic-and-business-editions.html

【Adobe】Creative Cloud (至 グループ版)

 パッケージ版の販売が終了したAdobeのクリエイティブソフトウェア群ですが、ユーザの退路を塞いだと見たのでしょうか、約10%程度の値上げ。個人向け、法人向け、法人向け(グループ版)が対象になっていますが、教育向けは据え置き。

価格改定は、2019年2⽉初旬から実施されます。本件は、⻑きにわたる製品のイノベーションを通して提供された⾰新的な機能や、お客様にとって価値ある数多くの新しいアップデートを継続的に実装し続けた結果として、決定させていただきました。お客様におかれましては、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、学⽣・教職員向けプラン、Creative Cloudフォトプラン、そして Acrobat の個⼈版プランについては、⽇本を含む北⽶およびその他多くの国で価格の改定はございません。<中略>詳細は、Adobe.comからご購入されたサブスクリプション契約中のお客様に、2019年1月9日にご案内をさせていただく予定です。

[公式] 価格改定に関するお知らせ
https://blogs.adobe.com/japan/general-adobe-prenotification-updates-pricing/

 弊社経由でご販売しておりますお客様におかれましても、価格改定の対象となりますが、更新時期により対象が異なります。個別にご案内差し上げますので、よろしくお願い申し上げます。

 確かに各社とも機能拡充はされていますが 、サブスクリプション型のビジネスである以上は当然とも云えます。実際のところ、背景には各サービスの利用者(顧客)における重要性が増したこと、各国の経済成長が反映されたことがあるのではないかと推察されますが、私共含めて日本国内の利用者にとっては悩ましいところでしょうか。

 また、国内の事業者でもLINE社などを始めとして、一部サービスの改定や、値上げや価格・サービス体系変更が行われる動きがございます。本年は10月の消費増税を前に、冷え込む消費に備え事前に値上げを行ういつもの流れもあります。

 IT関連費を「コスト」として位置づけてしまうと、単純なコストの上昇になってしまいますから、「収益の為の原価」としてより一層の活用を目指す必要がありそうです。

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