暑い夏の前に!UPS(無停電装置)バッテリー点検を
落雷や電力不足など、比較的夏場に活躍する無停電装置(UPS)のバッテリー寿命は約3年です。
バッテリーは消耗品です。いざという時に停電から保護されないばかりか、火災や機器故障の原因にもなりますので(高いエネルギーの化学物質の集合体ですからね…)年に1度以上は点検を受けられた方が良いと思います。
また、この時期ぐらいまでが点検・交換に良い時期でもあります。
簡単な点検方法は画面下部のお問い合わせより、Facebookやフォームで「機種」「メーカー」を添えてお問い合わせ下さい。無料でお伝え致します。もっとも、
- もっとバッテリーは持つのではないの?
- 火事なんて大げさな、どうせ商売なんでしょ?
などと仰る方もいらっしゃいますので(気持ちはわかります)本日”とれたて”の症例をご覧頂きましょう。
こちらは丁度2016年の6月頭に交換されたバッテリーになりますので、ほぼ3年です。バッテリーの充電が行えなくなっており、解体するとこのような状態でした。電解液も漏れたものが焦げついており、もう少し遅かったら・・・と戦慄が走りました。
購入時にユーザ登録を行っていると、下記メーカーなどは2年〜3年の間のバッテリー不良などは無償で交換部品の提供を受けられます。お得ですね。延長保証に加入している場合などは、その期間を超えて最長5年程度までサポートを受けられる場合もありますので、まずは購入時期や保証加入状況をご確認下さい。(部品提供はメーカーから、作業のみ当社へご依頼頂く形でも承ります ※関西一円)
# APC (標準で購入後より27ヶ月)
https://www.apc.com/jp/s/service/inserv.cfm
# オムロン (標準で購入後3年)
https://www.oss.omron.co.jp/ups/support/mushou.html
各メーカーのUPS共に、管理ソフトが提供されており(APCの大型機は有償)、シリアルポートやUSBで接続したWindowsPCから本体の稼働開始日を確認頂くことが可能です。UPSを接続されているサーバなどからご確認をお願いいたします。
【追加情報】
オムロン社製の下記一部製品については、バッテリーの劣化状態を正しく認識できず、アラームの鳴ってしまうモデルがあります。弊社でバッテリー交換作業を承る際、該当機種はファームウェア(制御ソフトウェア)のバージョンアップを併せてご依頼頂けます。お気軽にお申し付け下さい。 ※サーバなどUPSに接続された機器の停止を伴います。予めご了承下さい。
この度、弊社製の無停電電源装置(UPS)BY35S/BY50S/BY80S/BY120Sにおきまして、バッテリの劣化状態を判定する機能が正常に動作しないことが判明いたしました。
2012/1/30 無停電電源装置(UPS) BY35S/BY50S/BY80S/BY120Sご愛用のお客様へ <お詫びとファームウェア更新のお願い>
これにより、バッテリの劣化状態を判定できず、ご使用から3年以上、バッテリの交換を実施せず継続して稼動させた場合、停電時や4週間ごとに自動で行うバッテリ劣化状態の判定テスト時などに、UPSに接続されている機器へバックアップ電力の供給を行えなくなる可能性がございます。
また、バッテリ交換を実施した場合でも、バッテリの劣化を通知するランプとブザーを解除できないことがございます。